息子はこの春、地方の私立高校で野球をやるため、
親元離れて寮生活を送っている。
例年であれば、
練習や練習試合や公式戦など、
観戦が可能で、
息子の顔を見たければ、
いつでも会いに行くことは可能なのだが、
このコロナ禍で、
親の野球観戦はほぼ厳禁、
息子が4月に入学をしてからというもの、
2,3回ほどしか顔を合わせていない。
そんな中、
緊急事態宣言も明け、
昨日、親も観戦可能な試合があり、
妻とワタシは久しぶりに息子に会いに行った。
学校側の配慮で、
ちょっとした時間に息子に、
食材などのお土産を渡したりすることは了承されており、
事前に、息子からアレが食べたいコレが食べたいとのリクエスト。
それに応えるべく妻は前日にそそくさと買い物に出向き、
リクエストされた食材を袋に詰めて息子に渡すのだ。
まるでジャニーズジュニアのおっかけである。
照れくさそうにする息子を見て、
妻にあまり声を掛け過ぎると息子が嫌がるといけないぞと耳打ち、
妻だけが特別なのかなと思ったのですが、
隣にいたママさん、
「あれ?いまうちの子こっち見なかった?」とか、
「もう1回手振って来よう」とか、
言いながらキャッキャとしている。
まさにジャニーズである。
どこの母親も気持ちは一緒なんだなぁ。
世間一般では、
高校生の息子はまだまだ同居で生活を共にしている年代。
それを寂しい気持ちを押し殺して、
若干高校生で親元を離れて寮生活に送り出したママさんたち。
ワガ子をちょっと見かけただけで、
ジャニーズのようにキャッキャする気持ちもわからなくはない。
お金を送ってくれ、
モノを買ってくれ、
以外はほとんど連絡してこないワガ息子、
そんな母親の気持ちなんて、
到底わかるはずもないのですが...。